シルデナフィルの副作用を知ろう

シルデナフィルの副作用を知ることで、身体の体調などが分かります。今回は副作用について学びましょう。

シルデナフィルを含む錠剤のイメージ

クエン酸シルデナフィルと抗コリン薬の併用

クエン酸シルデナフィルは、タダラフィルやバルデナフィルと並び、日本で最も使用されている勃起不全症(ED)の治療薬です。クエン酸シルデナフィルはバイアグラという名前で勃起不全症に使用されていますが、他にもレバチオという商品名で肺動脈性肺高血圧症の治療にも応用されています。どちらの疾患に対しても、内服薬として使用されるため、薬の飲み合わせが気になるところですが、ここでは抗コリン薬という分類の薬との飲み合わせについて解説します。
抗コリン作用を主作用として持つ薬は、スコポラミンなどの鎮痙薬、トリヘキシフェニジルなどの抗パーキンソン病薬、コハク酸ソリフェナシンなどの過活動膀胱治療薬などがあります。
クエン酸シルデナフィルと抗コリン薬の併用で問題となりやすいのはシルデナフィルの作用減弱です。シルデナフィルはホスホジエステラーゼⅤを阻害し、血管内のサイクリックGMP濃度を上昇させ、血管を拡張することで効果を発揮しますが、抗コリン薬は、血管平滑筋のムスカリン受容体と競合することで、アセチルコリンの作用を抑え、結果血管を収縮させます。つまり、クエン酸シルデナフィルと抗コリン薬は血管平滑筋にたいして、全く正反対の働きをしてしまうのです。
クエン酸シルデナフィルを勃起不全症に使用する場合には通常1回に25mgを服用しますが、効果不十分の場合50mgまで増量することができるので、勃起不全症に対しては増量という形で対策をしてもいいです。ただ、この薬を肺動脈性肺高血圧症の治療に使用している場合は、1回量が20mgで1日3回服用することと定められているため、増量で対応することはできません。ですから、この場合は両社の併用はあまり好ましくないです。